転職する？ 仕事が嫌になったときのセルフコーチング（日経doors） - Yahoo!ニュース

会社員や起業家向けにコーチングサービスを展開するcotree（コトリー）と、「チームを育てるリーダー」になるための短期集中マンツーマンプログラムを運営するCoachEd（コーチェット）代表の櫻本真理さんに、自分で自分をエンパワーする「セルフコーチング」術を教わる本連載。第4回は、現在の仕事や職場にモヤモヤしている人が、その先のキャリアを考えるために大切なポイントを解説してもらいます。転職エージェントに相談してもなかなか見えてこない「ありたい自分」の姿が明確になります。 【関連画像】 ●コロナ禍でキャリアプランも変化 　こんにちは、cotree/CoachEdの櫻本真理です。「コーチング」は自分がよりよく変化していくための対話の技術。本来は専門家であるコーチからの問いかけやフィードバックを通じて気付きを得て、自らの行動を変えていくものですが、コーチングを受けるのはなかなかハードルが高い……そんな人のためにこの連載では「自分でできる」コーチングの考え方を紹介していきます。 　コロナ禍で、価値観や生活スタイルの大きな変化に直面した人は多いと思います。「リモートワークで意外とうまくいくんだな」「もしかしたら自社のビジネスの将来性は当初思っていたのと違うかも」……。想定し得る「未来」が変化すると、それに伴って転職という選択肢も頭をよぎるでしょう。世界が大きく変わる中、職場への不満が思い出され、今の仕事を続けていていいのかどうか、迷っている人も多いのではないでしょうか。

まずは落ち着いて整理を

　キャリアに迷ったら、まずは現状を棚卸しすることから始めましょう。感情的に「今の仕事は楽しくない！ 上司も嫌なやつ！ 辞める！」と考えてしまうのではなく「今の仕事のよいところ、不満なところは何だろう？」と自身に問いかけながら、状況を整理します。 ●「不満モード」をリセットするコツ 　「嫌だな」「楽しくないな」などと「不満モード」に陥っているときは、無力感にさいなまれ、本来であれば解決できるはずの課題も「どうせ無理だ！」と思い込んでしまいがちです。そのモードを切り替えるには、自分自身に次のように問いかけてみてください。 　このような問いかけによって、目が向けづらくなっている「現状のよい側面」「本当はできること」を意識できます。現状維持を勧めているのではなく、いったん「不満モード」をリセットして、状況を冷静に捉え直してみようということです。実は、転職をしなくても幸せになれる方法があるかもしれません。これは、転職エージェントでは教えてくれない考え方の秘訣です。

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