韓国政府は29日、国内の新型コロナウイルスの感染確認者が1日で813人増え、計3150人になったと明らかにした。

南東部・大邱が大半の計2236人を占める。同日まで計約9万4000人を対象に大規模な検査が実施されており、うち約3万5000人の検査結果が出ていない。感染者数の増加は続く見通しだ。

感染者数はソウルが計77人、南部・釜山が計80人で都市部でも増え続けている。韓国内の死者は計17人。政府の防疫当局者は記者会見で、可能な限り週末の外出を控えるよう呼び掛けた。新興宗教団体の信者らによる集団感染が起きている大邱では、感染者用の病床が不足している。

日本外務省は28日、韓国全土を対象に、渡航の際に十分な注意を促す感染症危険情報レベル1を出した。韓国外務省は29日未明、日本全域を対象に、訪問に際して注意を促す旅行警報の第1段階を発令した。(共同)