香港で「逃亡犯条例」改正案を発端とした抗議活動中、警官隊に催涙弾を撃ち込まれ逃げ惑うデモ隊(1日)=共同
【香港=比奈田悠佑】「逃亡犯条例」改正案への反対をきっかけとした抗議活動が続く香港で1日、複数のデモが起きた。参加者は全体で数万人超に達したとみられる。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどによると、香港警察の警官が実弾を発砲し、デモ参加者1人が胸に受けて負傷した。これまでゴム弾などでの負傷者は出ていたが、実弾によるけが人が出たのは初めて。
香港政府によると15人が負傷して病院に運び込まれた。うち1人は重体としている。警官の発砲で負傷したデモ参加者は高校2年の男子生徒で、左胸を撃たれて重体との情報もある。
1日は中国の建国70周年にあたり、鉄道運営各社が地下鉄駅を閉鎖し、デモ隊を集合させにくくするなど厳戒態勢を敷いたが、デモを防げなかった。一部の若者と警官隊の間では激しい衝突も生じた。
香港島の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)では若者ら数万人超が集まり、立法会(議会)などがある中心部に向かって行進した。共産党による統治への拒絶を示す「抗共」と書いたビラを掲げる人も目立った。
1日、香港で警官隊と衝突したデモ隊=ロイター
6月以来、100万人規模のデモを主催してきた民主派団体「民間人権陣線」が警察に事前申請した抗議活動は不許可だったが、多くの市民が集まりデモに発展した。デモ参加者は警察の暴力行為を調べる独立委員会の設置や普通選挙の導入など「五大要求」を求めて声を上げた。
九龍半島の複数地点では若者らが幹線道路にバリケードを築いて占拠、火炎瓶を投げるなど過激な行動に出た。排除にあたった警官隊が催涙弾を放つなど一部で激しく衝突、複数の拘束者が出たもようだ。
10月1日は中国の建国記念日「国慶節」だ。今年は70周年の節目にあたるため習近平(シー・ジンピン)指導部はこの日に向け、国威発揚を進めるとともに香港情勢の安定を目指してきた。
8月には香港の目と鼻の先の広東省深圳市に治安維持を担当する人民武装警察部隊(武警)を集結させ、にらみを利かせた。一方、9月上旬に香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を表明した際にはこれを支持。硬軟の策を使い分けてきたが、デモの収束には至らなかった。1日の香港は建国記念の祝賀ムードは乏しく情勢緊迫の色合いが濃くなった。
香港で「逃亡犯条例」改正案を発端とした抗議活動をするデモ隊(奥)に、警官隊が催涙弾を撃ち込み現場に立ち込める煙(1日)=共同
2019-10-01 07:22:00Z
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