国内感染さらに30人新型コロナ、東京で初の未成年者 - 日本経済新聞

各自治体などによると、5日午後9時半時点で国内では新たに30人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。都道府県別では東京都と愛知県が8人、神奈川県3人、埼玉県と山口県が2人、北海道、新潟県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県が各1人。滋賀県では初めて確認され、感染確認は計29都道府県となった。

東京都はいずれも10歳未満で足立区の区立小に通う女児と区立の保育園に通う男児のきょうだいが30代の母親と共に感染したと発表した。都内で未成年者の感染が確認されたのは初めて。既に50代の祖母が陽性と判明していた。この家族の他に20～90代の成人男女5人も感染が確認された。

神奈川県で50～60代の男女3人の感染が確認された。横浜市によると、同市に住む60代の男性会社員が感染し、重症という。埼玉県は県農業技術研究センターの60代の男性職員と、県警武南署の50代の男性警察官について感染を確認した。

滋賀県は大津市に住む60代男性が感染したと発表。京都府は大阪府在住で、実家が京都府内にある30代男性が感染したと明らかにした。

新潟市では市内の70代女性が感染。すでに感染が確認されている同市の40代男性の母親という。札幌市は60代の男性1人が感染したと明らかにした。市によると、男性は日本国籍の団体職員。

大阪府は同府大東市の40代男性が感染したと発表した。男性は多くの感染者が出た大阪市都島区のライブハウス「Arc」の2月のイベントに参加していた。兵庫県もイベントに参加していた50代女性の感染を確認した。

4日夜には大阪市北区の別のライブハウス「Soap opera classics Umeda」でも4人の感染が判明した。うち1人は両方のライブハウスを訪れていたという。

2020-03-05 13:10:02Z
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